Amazonを装った詐欺迷惑メールにひっかかった話
こんにちは、ヤマグチです。
先日Amazonを装った詐欺迷惑メール(いわゆるフィッシング詐欺)にあって、うっかりパスワードを入力してしまいました!常日頃から気をつけているのですが、今回はまんまとやられました。今回はそんなお話です。
ヤマグチがひっかかった詐欺迷惑メール
発端はこのメッセージです。
iPhoneにAmazonを装ったメッセージが入ってきました。
典型的な詐欺メッセージですね笑。このリンクを踏むとIDとパスワードを入れるページに飛ぶ、フィッシング詐欺というタイプです
でも、このリンクを踏んでしまったのです。それだけではなく、その先に表示されたウェブサイトでパスワードも入力してしまいました。
それでは なぜヤマグチはこの詐欺にひっかかってしまったのでしょうか?
なぜ、気がつかなかったのか?
こんな簡単なトラップになぜひっかかってしまったのかを振り返って、その要因を挙げてみます。
普段からよくAmazonをつかっていた
買い物には普段からAmazonをよく使っていますし、二段階認証しているので、Amazonからのメッセージを受け取ることもよくあります。ふだん全く使っていないサービスからメッセージがくると、すぐにおかしいと気づきますが、いつも使っているものだと、本物かも、という考えが頭をよぎりますね。
数日前にAmazonからメッセージを受け取っていた
いつも使っているサービスでも、覚えのないメールが来ると怪しみますが、この時は偶然、数日前にAmazonからのメッセージを受け取っていました。それで、あれ?っと思いつつも、もしかしたら「本物かも」と考えてしまいました。
以前に同じアカウントからメッセージを受け取っていた。
さらにもっとすごい事実があるのですが、みなさん写真をみてわかりますか?前回のメッセージは2019年5月、今回のメッセージが2021年1月ですから、1年半もかけて詐欺におよんでいるのです。これ、すごくないですか?
この1年半前のメッセージは思い返すとかすかに記憶にあります。普通だったら削除するところですが、このメッセージは真偽が判定しにくいので、なんとなく削除しにくかったのです。その結果、半年後に来たメッセージが極めてそれらしくなってしまいました。
その後の対応
結局このURLを踏んでしまって、ログインしようとパスワードまでいれてしまいました。しかし、なんとなく違和感があったので、サイトのURLをみてみるとkavu.ccになっており、「ん?カブ??」と思って気が付きました。
そのあとすぐにパスワードを変更しました。もともと2段階認証設定をしているので、気がついていなくてもAmazonに不正ログインされることはなかったと思います。 しかし、もし同じパスワードを別のサイトでも使いまわしていると、他のサイトでログインされていた可能性があります。ちなみに不正ログインの通知は来ませんでしたので、相手はすぐに乗っ取りにくるタイプではなさそうでした。
ということで今回は実際の被害はなかったわけですが、やっぱり詐欺にひっかかると気分悪いですね。
フィッシング詐欺の現状
フィッシング詐欺は近年増加傾向にあるようです。
【エバンジェリスト・ボイス】フィッシング詐欺の動向と被害額 | ID インフォメーション・ディベロプメント
こちらのサイトをみると騙られることが多い企業はAmazon、楽天の二大通販サイトに続いて、ヤマト運輸や佐川急便、Microsoft,Apple,LINEなどのIT企業、そして銀行となっています。
これらの企業はイメージの良いことに加えて、メールやメッセージを受け取る機会がが多いのも狙われている理由かもしれません。
ネット詐欺にあわない対策は?
ネット詐欺に全くひっかからないようにするのは実はかなり難しいです。
ある程度ネットを使っていて、買い物などをしているのであれば、一定の確率で詐欺に引っかかってしまうと思っていたほうが安全です。100%詐欺にあわないようにするにはネットを使わない、スマホを使わないようにするしかありません。
何しろ詐欺師はプロですから、我々の注意をそらし、罠にはめることに長けています。今回のように偶然が重なって、信憑性が高くなり、騙されてしまうポイントをじっと狙っています。そして彼らの手法も日々進歩しているのです。
一番危ないのは「自分は大丈夫」と思っている人
一番危ないのは「自分は十分に注意しているので大丈夫」と考えている人です。
自分は大丈夫と思っている人は、もしかしていま自分は騙されているかも、とは考えないので、詐欺にひっかかっていても気がつかない確率が高いです。
詐欺といってもいきなり大金を取られるとは限らず、少額を定期的に盗むタイプのものもあります。気がつかないと、下手すると何ヶ月も定期的に盗まれていたということもありえます。
繰り返しますが、相手はプロなので、人がうっかり引っかかってしまうポイントをついてきます。いくら気をつけていても引っかかるのが詐欺なのです。
常に「騙されているかも」と疑うことが重要
一方で「いつ自分がひっかかってもおかしくない」と思っている人は、何かおかしいことがあると、すぐに「これはすでに詐欺にひっかかっているのでは?」と疑うことができます。その結果、詐欺に気がつくことが出来る可能性が高くなります。
また、普段から「いつ詐欺にあうかもしれない」と考えているので、セキュリティに積極的に取り組むようになるでしょう。このように警戒することが対策の第一歩なのです。
重要なのは対策を重ねること
今回はパスワードを盗まれてしまいましたが、二段階認証を設定していたので、それだけではログインできないようになっていました。最近ではIDとパスワードだけだと、セキュリティをかけているとはいえない、と考えたほうが良いでしょう。
いちばん重要な対策は、もし騙されても大丈夫なように、二重三重に対策を重ねておくことなのです。
それではどのようにセキュリティ対策を重ねていけばよいかについて、次回以降解説いたします。
Power Automate Desktop(PAD) 勉強会レポート
みなさんこんにちはヤマグチです。
お伝えした Power Automate Desktop(PAD)ですが、VBAや自動化をやっている人たちの界隈ではかなり話題になっております。Twitterのタイムラインは、わー、すごいー、とか、コレ便利ー、みたいなツイートばっかりです笑
そんな中、一昨日Microsoftの中の人主催の勉強会が行われました。
PAD勉強会
なんとこのイベント3207人もの方から申し込みがあり、connpassのwebsiteが重くなって、開始時刻になってもYouTubeのリンクが見られないという事態になりました。やはり大人気ですねー
このイベントはMicrosoftのYoshidaさんという方が主催ですが、あくまで非公認の、非公式なコミュニティイベントのことです。しかし、前半のスピーカーは、Microsoftのエライ人やPADの前身のソフトを開発した人などのトークで、どうみても公式にしかみえません笑。
一方で後半はユーザーの方や勉強会をしている人が体験を話してくれました。最近はこのようにユーザーコミュニティベースの勉強会ベースで新しい製品を紹介していくというマーケティング方法が注目されているようです。たしかにメーカーの人が話すと宣伝っぽくなるけど、ユーザーが「これは便利です」と「実はこういう使い方ができます」という事例を紹介すると説得力がありますよね。
ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング | 小島 英揮 |本 | 通販 | Amazon
さて肝心の内容なのですが、実はYoutubeで見直すことができるように公開されることになりました。いやぁ、ありがたいですねぇ
古臭いアプリを自動化する
前半はひたすらトークですが、吉田さんのデモが1:21:40あたりから30分ほどありますので、そちらを見るとわかりやすいと思います。今回はわざわざ、自動化したくなるような「古臭いアプリ」を作ってくれていて、それをダウンロードして、PADで自動化する作業が体験できます。これって自動化で一番ネックになる部分なんですけど、これが出来ると強いですねぇ。今回は古臭いアプリの顧客リストを列ごとに取得するという作業がぶじに自動化できました。PADは作ったスクリプトが動いているところが見えます。
このYouTubeを見てわかったのですが、前回のブログでPADはノーコード(プログラミング不要)開発ツールだとお伝えしましたが、実はローコード開発ツールのようです。ローコード開発ツールとは、少しプログラム的なものを書く必要があるが、従来のプログラミングに較べるとかなり簡単にドラッグ&ドロップを中心に開発できるツールです。
今回の動画でいうと例えばループのあたりにプログラミング的な考え方が要求されます。VBAやGASをかじっている人であれば、すんなりと理解できると思いますが、全くプログラミングをしたことのない人は、最初はつまづくかもしれません。しかしPADはこれからかなり盛り上がりそうなので、初心者向けの書籍や勉強会が山のように出てくるのは間違いないでしょう。初心者の方も尻込みせずに取り組んでいただいて大丈夫だと思います。
PADの便利な使い方
さて、ヤマグチがメモった点をいくつかご紹介します。PADでは一つ一つの作業をアクションと呼ぶのですが、このアクションがすでに300以上あってかなりの作業に対応しています。
このリストの中のシステムという項目を見ると、アプリケーションの実行という項目が一番上にあります。これでどんなアプリケーションでも場所を指定してあげると立ち上げることができます。さきほどの「古臭いアプリ」もこれで立ち上げていました。
そしてリストの下の方をみていくと、なんとJavaScriptの実行やPythonスクリプトの実行という項目があります。残念ながらGoogle Apps Scriptはないのですが、工夫すれば使うことができそうです。
この他、セミナーの中で紹介されていた便利な使い方は以下のとおりです。
- webブラウザ操作
- 定期的なwebチェック
- デスクトップアプリ操作
- エクセル操作
- メール操作
これらの作業を毎日やっている人はPADを扱ってみる価値がありそうです。ちょっとした作業でも自動化出来ると、感動しますよー。
PADのこれからは要注目ですね。今回のセミナーは#PADjpというハッシュタグがついていたので、これをフォローするのもよいと思います。
それではまた
祝! Power Automate 無料化
皆さん、こんにちは ヤマグチです。
今朝はびっくりするニュースがTwitterから飛び込んできました。
これも凄い
— タカハシノリアキ#GAS本第2版発売中! (@ntakahashi0505) 2021年3月2日
[速報]マイクロソフト、無料でRPA機能「Power Automate Desktop」をWindows 10ユーザーに提供開始。Microsoft Ignite 2021 - Publickey https://t.co/tmoGwIoKZO
Power Automate?RPA?なにそれ??となった方も多いでしょう。 それではこのニュースがなぜ凄いのか、解説してみましょう。
まずPower Automateとはマイクロソフトの提供しているRPA(Robotic Process Automation)機能を利用できるサービスです。それではRPAとは何なのでしょうか?
RPAとは?
RPAとはその名の通り、ロボットのように人間の作業を自動化する機能のことです。これまで、マスクやキーボードを使ってヒトが行っていたお仕事をパソコンが代わりにやってくれるのです。何だかとっても便利そうじゃないですか?
このへんはこのリンク先のマンガがわかりやすいです。
ノーコード
もう一つすごいのが、RPAではプログラミングは一切する必要がなくて、たとえば自分がやった作業を記録して、そのとおり再生することができます(もちろん何でもできるわけではありません)。また記録した自動化の内容を修正するときも、難しいコードを書くわけではなく、マウスで自動化シナリオをドラッグ&ドロップで行うことができます。
このようにこれまでプログラミングをしないと実現できなかった機能をプログラミングなしで開発することをノーコードと呼びます。近年自動化の流れがどんどん強くなっていますが、プログラマーはそんなに沢山いるわけではありません。そこでプログラマーではない人でも簡単に開発ができるノーコードが注目されているわけです。
で、今回のニュースは何がすごいの?
そんな便利なRPAなのですが、実はすでにかなり沢山のソフトウェアが発売されています。Power Automateものその1つです。
https://rpa-bank.com/report/5415/(rpa-bank.com]
こんな便利なものがあるのなら、ヤマグチも使ってみよう!と思ったのですが、これがどれもかなりのお値段なのです。最低でも60万円くらいはして、通常は100-200万円くらいはかかりますし、高いものだと数千万円になることもあります。もちろん社員の作業が自動化されて効率化するとかなりのコスト削減になるので、それを考えるとこれでもリーズナブルだと思うのですが、個人でちょっと試してみるというのは難しいですよね。
https://rpa-bank.com/report/7415/(rpa-bank.com]
そこにきて今朝のニュースです。RPAがなんと無料!!いかに衝撃的なことかおわかりになると思います。まさに価格破壊です。なぜマイクロソフトがこのような大判振る舞いしたのかはわかりませんが、競合するRPAソフトはかなりの苦戦を強いられるでしょうし、なくなってしまうサービスもあるかもしれません。先月RPAを導入した会社は、、、。
Windowsユーザーは始めるしかない!
ということで、今回のPower Automateの無料化はWindowsユーザーに自動化の門戸を大きく開放しました。条件はWindows10を使っていることだけです。Windowsを使っている人は自動化を始める大チャンスです。
ね、すごくないですか? 2021年3月2日はRPAの無料化がはじまった記念すべき日ととして、教科書にのるんじゃないかと思います。
ということで、Macユーザーのヤマグチも、職場のWindowsで色々ためして、どのくらい便利になるかご報告しようと思います。
お楽しみに〜。
Wi-Fi中継機でおうちの電波改善
こんにちは、ヤマグチです。
前回はMacで簡単に電波強度をしらべる方法をお伝えしました。Wi-FiのマークをOptionキーを押しながらクリックするだけで電波強度や転送速度をみることができます。
今回はこの機能をつかって、電波の悪い部屋を改善してみます。
電波が届かない時はWi-Fi中継機を使おう
Wi-Fiは距離が離れるほどに電波が弱くなってしまいます。隣の部屋くらいまでは問題ありませんが、2部屋も離れるとかなり落ちてしまいます。まったく繋がらないということはないですが、zoomを使うと頻繁にフリーズしたり、webを見ているときも読み込みに時間がかかるようになります。そういうときにはWi-Fi中継機を使うと簡単に電波状況を改善することができます。
Wi-Fi中継機とはその名のとおりWi-Fiの電波を中継してくれる機械です。Wi-Fiルーターから飛んできた電波を一旦受け止め、その電波を離れた場所にあるパソコンやスマホなどの端末に中継する機器となります。Wi-Fiルーターの電波が届く範囲を拡大してくれるため、「リビングから離れている寝室で通信が途切れがち」「階上の部屋に電波が届かない」という不満も解消してくれます。
今回使用する中継機は?
Wi-Fi中継機には1万を超える高級なものから、お手軽なものまで色々な商品があります。 今回ヤマグチが使った中継機はこちらです。
TP-Link WIFI 無線LAN 中継器 RE200 www.amazon.co.jp
TP-Linkは中国の深センにあるネットワーク製品を作っている会社ですが、高機能で低価格な商品を販売しています。こちらの商品も色々な規格(11ac/n/a/g/b)に対応していて、機能は十分なのにも関わらず、サイズはとても小さくて、しかも¥2000円ちょっとと大変お得なお値段になっています。
設置方法は?
まず設置方法ですが、本体を直接コンセントに刺すだけです。小さいのでもう一つのコンセントも使えます。ボタンを押して電源をいれます。
次にアプリでWi-Fiの選択とパスワードの入力をしますが、これも5分以内に終わります。これで設定終了です。パソコンやスマホのほうの設定は特にイジる必要はありません。中継機からの信号が新たに追加されているのでそれを選ぶだけです。超簡単ですね!
ルーターには5Gと2Gがあるけど繋がり方はどうなるの??
最近ルーターは5Gと2Gの2つの規格に対応しているものが多いです。5Gのほうが速度が早いですが、届く距離は短くなります。2Gは速度はやや落ちるもののほぼ家全体をカバーできます。
それでは中継機を使うとどのような繋がり方になるのでしょうか?私もてっきり5Gの電波は5Gで、2Gは2Gでつながると思っていたのですが、実は中継機のところで入れ替えてつなぐこともできるのです。(クロスバンドモード)
設定の実際
それでは実際に接続してみましょう。 MacのWifiのマークを押してみるとこれまでの2G、5Gで終わる名前の電波に加えて2G_EXTと5G_EXTが追加されています。これが中継機からの電波ですね。電波強度もみるからに今までのものより良いですね!これを選ぶだけでOKです。こちらも超簡単ですね。
中継機の実際の効果は?
さてさて、それでは前回やったやり方で電波強度を較べてみましょう。実際の実力はどんなもんでしょうか?
RSSI 電波強度のめやす
-50 dBm 非常に良い
-60 dBm 良い
-70 dBm 普通
-80 dBm 良くない
-90 dBm 悪い
1) 2G
RSSI -73 dBm
転送レート104Mbps
もともとの設定です。電波強度は「普通」でした。しかし使っていると、ときどき遅くなることがありストレスでした。ファイルが大きくなるとダウンロードも時間がかかり、失敗することもあります。
2) 5G
RSSI -80 dBm
転送レート87Mbps
こちらは速度の早い5Gです。2Gに較べると繋がりにくくなります。電波強度もだいぶ落ちました。転送速度は早いはずなのに電波が悪すぎて2Gより遅くなってしまっています。これでは使えませんねぇ。
3) 2G_EXT(中継機あり)
RSSI -56dBM
転送レート144Mpbs
さてここからが中継機による接続です。電波強度もぐっと強くなりました。「非常に良い」に近いレベルですね。転送速度も1.5倍くらいになっています。体感的にもストレスはなくなりました。zoomでフリーズすることもなく、ウェブサイトもサクサク読めます。その差は歴然です。
4) 5G_EXT(中継機あり)
RSSI -69 dBm
転送レート 234 Mbps
最後に中継機を使った5Gの転送です。一番早いかなと思いきや、実は信号強度はやや2G_EXTより落ちていました。しかし転送速度は一番速いという結果になりました。使ってみた感じではそれほど速さは感じませんでした。むしろスムーズさは2G_EXTのほうが良い感じです。 一方で動画など大きなファイルをダウンロードする時は、こちらのほうが圧倒的に速いです。
まとめ
今回はWiFi中継機を使った電波の改善とその評価をお送りしました。 結果的に私は、通常は中継機の2G、大きなファイルをダウンロードする時のみ中継機の5Gに切り替える、という風に使い分けています。
中継機を使うとちょっとの出資で劇的に電波状況が良くなりますし、設置も設定も簡単なのでお勧めです。みなさんも電波の悪い部屋があったら、いかがですか?
MacでWi-Fiの強度をチェックするにはoption+電波マークをクリック
みなさん、こんにちはヤマグチです。
ちょっと暖かい日が続いたかと思ったら、今日はとても風が冷たかったですね。
皆さんのお部屋のWi-Fiの入り具合はどうですか?
私の部屋は居間から一番遠いところにあるので、かなり電波が怪しいです。電波の具合はWi-Fiマークの波の数でもおおまかに分かりますが、できれば数字できっちり知りたいですよね。今日はMacでWi-Fiの電波強度をしらべるにはどうしたらよいか?というお話です。
Wi-FiマークをOption+クリック
結論からいうと、メニューバーのWi-Fiマークをoptionキーを押しながらクリックすればOKです。これで出てくるRSSIという数字が信号強度の目安になります。
RSSIとは
RSSI、または "Received Signal Strength Indicator" は、アクセスポイントまたはルータからの信号をデバイスがどれくらい受信できるかを測定したものです。優れたワイヤレスコネクションを得るのに十分な信号であるかどうかを判断するために役立つ値です。
なるほど、これは便利ですね〜。絶対的な数値ではなく相対的な指標なので、ウチとお友達の家を比較といった使い方はできませんが、家の中で信号の強弱をしらべるのにはよさそうですね。
RSSIの数字の解釈は?
IEEE 802.11 ではRSSIの解釈の基準は示されていないようです。サイトを見ても基準はバラバラですが、私なりにまとめると
- -50 dBm 非常に良い
- -60 dBm 良い
- -70 dBm 普通
- -80 dBm 良くない
- -90 dBm 悪い
といった感じのようです。
今回はMacでの簡単なWi-Fi強度の調べ方を紹介しました。
次回はこの機能を使って、我が家のWi-Fiの設定を最適化してみます。
すごいぞNOTION!
みなさん、明けましておめでとうございます。 九州も大雪で今朝はかなり積もって車は乗れないような状況でした。
年末にM1 MacBookProのレビューその1を書きまして、普通はその2が来るわけですが、それよりも断然すごいもの発見いたしましたので、予定を変更していお送りいたします。
それは何かというと情報管理ツールの「NOTION」です。
Evernoteと私
私はこれまで情報管理にはEvernoteを使っておりました。Evernoteは何でもかんでも放り込めるノートとして重宝していて、振り返ってみると2009年2月8日からもう10年以上も使っています。Evernoteのローンチが2008年なので、割と早い時期から使っていますね。面白いWebの記事や研究会の議事録からちょっとしたメモまで何でもここにまとめていて、これまでにためたノートは3891個ありました。現在はplusというプランに課金しています(年間¥3,100円)。
この定番サービスが、昨年アップデートで大幅に改悪され、非難轟々になっています。私の環境ではなぜか開いたノートが真っ白になるという致命的なバグが起きていて、毎回アプリを再起動しないといけないことがあります(ToT)。そこで代替サービスを探すことになりました。
ちょっと前からNOTIONというサービスが便利らしいという話は聞いていたのですが、あまり食指が動きませんでした。今日のノンプロ研のもくもく会で、使ってみました〜、という人の話をきいたら、超よさそうだったので、急遽導入することにしました。
あっさりインポートできる
見た目が今風でスタイリッシュな感じなのは前から知っていましたが、良い感じです。EvernoteはWebからの取り込みができるのが、かなり便利なのですが、NOTIONにも同じようなWeb Clipperがあるそうです。これはだいぶポイントアップ!
さらに画面を見ていると左のコラムに「Import」というメニューがあったので、聞いてみるとなんとEvernoteからのインポートができるとのこと。え?じゃあ、簡単にお引越しできるのでは??もうほぼ決まりですね笑
で、ちょっとやってみたんですよ。そしたらですね。3分くらいで読み込めちゃいました。びっくり!もちろんノートがたくさんあると読み込むのには時間がかかりますが、一つのノートブックを読み込む設定をするまで約3分です。いやぁすごいですねぇ。
左のカラムの下から二番目にあるimportを押すと連携するサービス一覧が出てきて、Evernoteを選びます。
EvernoteのIDとパスワードいれたらEvernoteのノートブックの一覧が出てきて、取り込みたいノートブックをチェックします。最初全てのブックを選択してみましたが、これはうまくいきませんでした。ひとつずつ確認しながら取り込んだほうが良さそうです。読み込まれると左のカラムにノートブックと同じページができます。
ただし、読み込まれるのはテキスト、マークダウン、MSワード、MSエクセル、CSV、HTMLだけなので画像とかPDFは取り込めません。これは痛いなあ。何かの方法で書き出す必要があります。
データベースというフィールドがある
NOTIONのどんなところに惹かれたのかというと、まずEvernoteと同じようにテキストや写真があつかえて、何でも取り込んで情報管理ができます。それに加えて惹かれたのがデータベースというフィールドがありまして、これでリストがきれいに作れます。データベース形式で保持してくれたら後から分析とかできちゃうかもしれないなぁ、と夢が膨らみます。そうそう今年はデータ分析にもっと取り組む予定なのです。
詳しくはこちらの記事をどうぞ
「Notion」を無敵にする、データベース機能を徹底解説!その使い方は無限大【応用編】 | SELECK [セレック]
タスク管理にむいてそう
あとですね。テンプレートのサンプルにToDoリストがあるのですが、これがまた使いやすそう。ドラッグでコメントブロックを移動できるので、1タスク1カードみたいな感じで動かしていけるんですよね。
サクサク書ける!
エディター機能も使い勝手がよくて、サクサク書けます。マークダウン記法が使えて、マウスでもテキストをハイライトするとメニューが出てきて簡単に変更可能。いや本当に書きやすいですよ、これ。なにを隠そうこの記事がNOTIONを使って書いたのです。いきなり使ってブログ書けるって素晴らしくないですか?
テンプレートが簡単に作れる
定期的につかうノートってありますよね。定例の会議の議事録みたいなやつです。NOTIONはこういうテンプレートを簡単に作れます。もし、前回の議事録をコピーして、内容を消して、というよな作業をしているのであれば、このテンプレートを使うことで1秒で議事録を書き始めることができます。テンプレートのテンプレートもたくさん用意されているので、これを使うのも良いですね。
えらく多機能らしい
使っている人はとても多機能なので何ができるか全部把握できていない、と皆さんおっしゃっていました。たしかにメモに加えて、データベースやタスク管理までできるので、かなり手を広げているサービスです。「複数のツールを使ってバラバラになりがちだからこそ、ひとつのワークスペース内ですべて完結できるようなサービスをつくりたい」ということを目指しているようです。
日本語使えるの?
いまのところNOTIONは日本語に対応していません。しかし、今年中には日本語化の予定のようです。既に日本語の記事もたくさんありますし、それらを見ながら使い始めて問題ないと思います。
人気の情報共有ツール「Notion」が2021年中に"日本語対応"へ──日本第1号社員を直撃 | DIAMOND SIGNAL
M1 MacBook Pro レビュー その1
みなさんこんにちはヤマグチです。
僕はずっとMacユーザーなのですが、最近はほとんど重い作業をやらないので、MacBook Airをつかっておりました。かれこれもう4代目です。今は2015と2017のMacBook Airを使っていますが、今年になってから結構困るようになりました。それはzoomです。
Zoomが重い
僕はコロナ前からのZoom課金ユーザーなのですが、今年に入ってからは使用頻度が激増しました。そして長い時間zoomを使うとかなりMacが熱くなって、画面共有が重くて使えないなどの支障が出るようになりました。もう3年経つし買い替えたかったのですが、M1搭載のMacがでる噂を聞いて夏くらいから待っておりました。来年くらいになるかなぁとため息をついていたら、まさかの11月発売!2日だけ待って、ネットの反応をみてからポチりました。
思いのほか高評価
僕は生粋のマックユーザーですが、Appleのパソコンがハード面でここまで良い評価を受けることはなかったように思います。僕も「え?CPUではインテルとか専門でやっている会社には勝てないんじゃないの??」と思っていたのですが、MacはAppleしか作っていないので、OSにあったCPUを独自設計できる強みがあるようですねぇ。
ワクワクしながら、約2週間待って、到着したM1はどうだったかというと今のところ素晴らしいです!
1、zoomもらくらく
一番気になっていたZoomですが、Airではアクティビティモニターが70%くらいまで上がって、本体が熱くなってという感じだったのですが、M1は20%くらいで安定しており、本体も全く熱くなりません。しーーーん、って感じです。あとMacBookAir2017ではバーチャル背景が使えなかったのが、普通に使えるようになったのも嬉しいポイントです。
2,キーボード
シザー構造のMagic Keyboardでストロークがこれまでより深くなり、ちょっと心配でしたが、実用上は全く問題ありません。むしろちょっとしっかりした感じすら受けて、個人的には好みです。
3,Touch Bar
これは別に新しい機能でも何でもなくて、4年前からProには搭載されているのですが、ヤマグチにとっては初めてなので期待していました。ネットでの評判はあまり良くなかったのですが、こういうギミック感は好きなんですよね〜。最近はモニターをタッチできるノートも普通になっていますがが、メインの画面とは別のところで操作出来るメリットはあるかなと思います。
今のところ最も役立ちそうなのはKeynoteのプレゼンテーションですね。プレゼンテーションの際にスライドを前後にスキップできるととても便利です。前回もナビゲーターを使ってスライドを移動する方法を書きましたが、Touch Barには前後合わせて7スライドが表示されるんですね。もちろん表示の関係で上下が切れた形にはなりますが、どのスライドなのかは十分に分かります。これは便利そうですね。これはもうちょっと使ってみてからまたレポートいたします。
4,バッテリー
かなり長持ちすると評判ですが、いまのところ外出時はMacBookAir2017をもっていっているのでわかりません。 でも持ち歩くにはちょっと重いですよね。今回はAirでも1kg超えているので、持ち運びには不利になりました。
5,機械学習
今回のM1 MacBookのもうひとつの売りはニューラルエンジンがプロセッサに搭載されていることです。これが実際の機械学習でどれだけ役に立つのかは僕にはまだわかりませんが、来年は機械学習も勉強するぞ!という意欲はわきました。
6,困った点
OSがBig Sur になるので、アプリの互換性を気にしていましたが、いまのところほとんど問題ないようです。 DASHが動かなくなりましたが、google日本語から英語を抜いて標準のABCをいれたら動くようになりました(きのぴぃさんありがとう) あとエクセルがセーブなどのときに30秒くらいアイコンくるくるで止まることがありますが、今は2012版なので、まずはアップデートします。